水道管にはさまざまな種類がありますが、それぞれのメリット・デメリットがあります
参考として説明していきます
大分類として
1.配水管(本管):配水池等から飲み水(上水)を、家庭の近くまで送る管
2.給水管 :配水管(本管)から分岐して家庭の蛇口までの管
があります
一般家庭に関連している管といえば給水管になりますので、給水管についてあげていきます
ポリ管(PE管)・・・ポリエチレンから造られる黒いホースのような管。現在、主流の管で道路からメーターまでの管はほとんどこれ。
〔良い点〕柔軟性があり曲げれることから地震による地盤変化に強い。軽量で施工性が高い。衝撃に強く、耐摩耗性に優れ腐食しにくい。
〔悪い点〕鋭利な刃物状に弱い(庭作業中にスコップで刺した事案は多いです)。継手の値段が比較的高い。日光により劣化するので、露出管には向かない(保温カバー等である程度フォローは可能)
鋼管(SGPーVB・VD)・・・水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管。ライニングとは、内面を塩化ビニルでコーティングすることにより鉄錆の発生を防止し、すべりやすくなることで水の抵抗を軽減します。VBは外面が亜鉛メッキで屋内配管及び屋外露出配管向き。VDは外面がビニル被膜で地中配管及び屋外露出配管向きとなります。
〔良い点〕鉄管なので非常に丈夫で、特に露出配管や立ち上がり配管で性能を発揮します。
〔悪い点〕継手がねじ込み継手なので、ねじを作成しながら配管することとなり施工性が悪い。この為、配管の人件コストは高めです。また、すべてが金属管なので材料費も割高になります。